1万円台のタイムモア C3S と、5万円前後のコマンダンテ C40 MK4。どちらも手挽きミルの定番ですが、価格は約4倍違います。その差がどこに出るのか分からないまま選ぶのは不安です。この記事ではメーカー公式の数値を中心に比べ、出典によって値が違う部分もそのまま載せています。
比較表:価格差は約4倍、容量は約20gと約40g
| 項目 | タイムモア C3S | コマンダンテ C40 MK4 |
|---|---|---|
| 刃(材質) | コニカル(S2Cステンレス) | コニカル(ニトロブレード/高窒素ステンレス鋼) |
| 刃径 | 38mm(二次情報・公式未確認) | 39mm(国内情報。一部小売は30mmと表記=食い違い) |
| 粒度調整 | クリック式(約36/回転)† | クリック式(約25〜30/回転・1クリック≒25〜30ミクロン)† |
| 一度に挽ける量 | 約20g(一部25g) | 約40g(付属ビーンジャー) |
| 本体重量 | 約430g前後(代理店「総540g」) | 470g〜約600g(出典で幅) |
| 素材 | オールメタル | ステンレス・オーク材・BPAフリーポリマー |
| 生産国 | — | ドイツ |
| 実売価格帯※ | ¥13,090〜13,180 | 5万円前後(目安) |
※価格は取得時点(C3S=2026-06-15 / C40=2026-06-21)の目安です。価格は変わることがあるので、最新の価格は各購入先の表示で確認してください。 † クリック数とミクロン値はメーカー公式に数値の記載が見当たらず、一部は解説記事の情報をもとにしています。
結論:1〜2杯ならC3S、40gをまとめて挽いて長く使うならC40
高いほうが自分に合うとは限りません。ここからは価格、刃と挽き目、容量、重量の4点で、2機種の違いを順に見ていきます。
1. 価格:C3Sは¥13,000台、C40は5万円前後で約4倍


2機種は、競合というより価格帯の違う製品です。タイムモア C3S は正規代理店で¥13,090〜13,180(確認日2026-06-15)。コマンダンテ C40 MK4 は国内正規販売店で5万円前後が目安です(価格は変わるので、最新は各店の表示を見てください)。
差が大きいのは、コマンダンテがドイツ製の高価格帯モデルで、タイムモアが安さで定番になったモデルだからです。「初めての手挽きで、まず毎日の一杯を安定させたい」という人がC40を選ぶなら、4倍の予算差に見合う理由が要ります。その理由になりうるのが、次に見る刃と容量です。
2. 刃と挽き目:どちらもコニカル刃のクリック式
挽き目のクリック数:どちらも記録した挽き目に戻せる
2機種ともクリック式なので、挽き目を「何クリック」とメモしておけば同じ挽き目に戻せます。タイムモア C3S は約36クリック/回転です。コマンダンテ C40 が1回転で何クリックか、1クリックで粒度がどれだけ変わるかは、冒頭の比較表に載せました。どちらの数値もメーカー公式には記載が見当たらず、一部は解説記事の情報をもとにしています。
どちらの機種でも、エスプレッソ用の細挽きからフレンチプレス用の粗挽きまで、一台で挽き目を合わせられます。
刃:違うのは素材で、均一さの優劣は言い切れない
挽き上がりの均一さを左右するのは刃です。タイムモア C3S はS2Cステンレスのコニカル刃を使っています。コマンダンテ C40 の刃は「ニトロブレード」という名前で、高窒素マルテンサイト系ステンレス鋼のコニカル刃です。
コマンダンテは刃の素材を売りにしており、粒度の揃いはレビューでも高く評価されています。ただ、この記事では「コマンダンテのほうが均一」とまでは言い切りません。仕様から確かに言えるのは、刃の素材が違うことだけです。
3. 容量:C3Sは約20g、C40は約40g
容量にははっきりした差があり、一度にたくさん淹れる人ほど効いてきます。タイムモア C3S は約20g(代理店表記。一部資料では25g)、コマンダンテ C40 は約40g(付属ビーンジャーの容量)です。
来客や家族の分をまとめて挽く人、2杯分を一度に挽きたい人には、40g入るC40が便利です。反対に1杯ずつ淹れる人には、40gは持て余すかもしれません。容量が役に立つかどうかは、一度に何杯分挽くかで決まります。
4. 重量:出典によって値が違う
持ち運ぶつもりなら重さも気になるはずです。ただ、ここは出典によって値が食い違います。タイムモア C3S は本体約430g前後です(代理店は梱包込みで「総540g」と表記)。コマンダンテ C40 は、英語圏の小売店が470g、国内の情報が約600g(樹脂製の粉受け込みで581g)としています。本体の構成や付属品の違いで差が出ているようです。
家に置いて使うなら、重いほうが挽くときに安定するので、あまり気にしなくて大丈夫です。持ち出すつもりなら、正確な値が定まらない点を踏まえ、買う前に各販売店の最新の表記を確認してください。
